私が勤めていた診療所では事務スタッフは午前診3名、午後診2名の体制でした。

午前の方が診療時間が長く患者さんの数も多いので、大忙しです。

日替わりで受付、薬局補佐、医事コンピューターを担当します。

何が大変というのはなくて、どれも大変です。
窓口がたてこむとコンピューターから離れて受付したり会計したりもします。

先生がお呼びでーす

「事務さん先生がお呼びでーす!」
診察中にも看護師から声がかかります。

先生「××(薬剤名)と△△(薬剤名)の薬価教えてくれる?」
事務「わかりました、すぐ調べます。」(戻って大急ぎで医事コンで調べます)

事務「××は29円、△△は18.5円です。」
先生「ありがとう。じゃあ○○さん同じ成分だからお薬は△△の方に変えようか。」

患者さんの負担を考えて、薬価にも気を使う先生なのです。

先生の所へお願いしまーす

「事務さん先生の所、お願いしまーす!」
また看護師さんから声がかかります。

先生「この前の検査結果まだ出てない?」
事務「今日明日には届くと思いますが・・・。センターに連絡してFAXしてもらいましょうか?」
先生「患者さんが来てくれてるんで、できればそうしてくれる?」
事務「わかりました。」
(検査センターに電話して、結果が出ている分だけFAXをお願いします)

事故担当の方、先生のほうへ

「事務さん事故担当の方、先生のほうへお願いします!」
担当者がいない日は、代わりの者が行きます。

先生「この方ね、この部位については以前の事故との関係があるようだね。」
事務「わかりました。後で保険会社に確認して対応します。」
(患者さんに保険会社を聞き、担当者に連絡して対応を考えます。)

このように先生の質問や指示にその都度対応します。

時にはクレームのとばっちりも・・

時には患者さんがスタッフへのクレームを先生に訴えることもありました。
自分勝手なクレームだとしても、目の前で先生が私達に注意をするという行動はある意味必要です。

先生への対応は新人だけでなく、ベテランスタッフも緊張します。

患者さん思いで人気のある先生で上司としても尊敬できる人ですが、やはり緊張します。
私達の仕事ぶりが患者さんへ反映されるわけですから、当然ですね。

先生の考え方、治療の仕方などを理解しなければいけないことも、医療事務のお仕事だと言えます。
上司に当たる先生や看護師さんなどと信頼関係を築くことはとても大事なことです。

直接患者さんと接しないお仕事だとしても、協調性がなくてはいけませんね。