病は気から・・・昔からある言葉です。

心配事など沈んだ気持ちでいると、病気にかかりやすい。
今ある症状が悪化することもある。

明るい気持ちは逆に、病気になりにくく症状改善も期待できる。

気持ちの持ちようで体の調子も変わるということですね。
自分でもそう感じることはあります。

ストレス社会と病

医療事務から見た「病は気から」

特に現代はストレス社会、ストレスが大きく関わっていると思います。

「体調が悪い?病は気から、気合いで治せ!」
「気持ちの問題じゃないの、それくらい大丈夫よ。」

病は気から、は使い方を間違うといけません。
他人が気持ちどうこう言えるものではないですよね。

確かに気分の持ち方が体調に影響を及ぼすことはあるでしょう。
科学の力だけではない、メンタルな要素って大きいですから。

悩み事があると、必ずと言っていいほど胃が痛むという友人がいます。

ストレスから胃痛になる現代人は多いですよね。
市販薬にもストレス性胃薬があるくらいですから。

胃薬は胃酸を押さえたり痙攣を押さえる効能があります。

胃は自律神経とも深く関わっているところ。
結局は根っことなるストレスをいかに無くすかですよね。

ただし、胃が痛い→きっとストレスだ。
自分で決めつけないでくださいね。

ちゃんと受診しなければ、原因が何なのかわかりませんから。

痛みとストレス(気持ち)の関係

整形外科でも気持ちと痛みの関係を実感します。
同じような症状でも患者さんによって、感じ方が異なります。

明るくて楽観的なタイプの人は、割合早く改善している気がします。

「死ぬほど痛かったのに、先生の顔見たら不思議と楽になった。」
「腰痛持ちだから、うまく付き合っていくしかないね。」

こういう患者さんは、治りも速いですね。
そしてまた忘れた頃に来院されます。

反対に思い悩むタイプの患者さんは、ずっと辛そうにしています。

「薬も全然効かないし、本当に治るんでしょうか。」

回復力や治療効果も個人差があるのは当然です。
けれども気持ちの持ちようが何か影響しているのではと感じます。

原因不明の倦怠感に悩まされていた人の話があります。
体に異常はなく、おそらくストレス性だと言われていました。

転職先にハイキング同好会があって、参加することになりました。
最初は気が進まず、誘われたから仕方なくだったそうです。

アウトドアとは無縁の男性です。

普段歩かないほどの距離を歩いて、さすがに疲れはあった。
ところがそれまでの嫌なだるさとは明らかに違っていたそうです。

体調が悪い時は無理をせず、行ける時に参加する。
そうしているうちに、倦怠感も無くなっていったのです。

自然の中で体を動かす、誰かと話す、気持ちが外向きになります。
病は気から、彼は病気を遠ざけたわけですよね。

人間の体は本当に繊細だなあと思います。
嫌なことやイライラをなるべく引きずらないように、と思います。