「パソコンが出来なければ医療事務のお仕事は無理ですか?」

この質問には多くの経験者がNOと答えています。
ただし「できれば少しくらいはスキルがあった方がいい。」という声も多いです。

私が働いていたのは個人の診療所で、採用条件にもパソコンスキルは入っていませんでした。
実際スタッフのほとんどの人がパソコンの経験はありませんでした。

医事ソフトを使っての入力作業なので、それほど難しくはありません。

私は多少パソコンには慣れていた程度、ワードはともかくエクセルは初心者レベルでした。

パソコンについては慣れがあったので仕事を覚えるのは早かったかも知れません。
ちょっとしたトラブルもよく私が解決(と言っても簡単なことですが)していました。

採用の条件で提示されているなら必要でしょうが、実際スキルの有無はあまり関係ないでしょう。

患者登録

新しい患者さんが来ると医事ソフトを使って患者登録をします。
カルテの表紙になる部分、氏名・住所・連絡先・保険記号番号・保険事業者などを入力します。

新しいカルテ作成は迅速かつ正確に、がモットーです。

慣れないうちは緊張するのですが、とても重要なところなのでミスは許されません。
生まれて初めて見る難しい字も結構ありました。

患者さんの中には通称と保険証記載の氏名が異なる人もいます。

本人の希望で通称を使いたいと言う場合は、カルテに手書きで注を添えます。
結婚してからも旧姓を使いたいとか、理由は色々です。

診療記録

患者さんの診察が終わったら、その内容を医事ソフトで入力します。

先生の書いた内容をコード入力するのですが、どれだけコードが頭に入っているかは経験の差になります。

新入りは比較的簡単な診療を選んで入力の仕方を教えられます。
私の場合は腰椎椎間板症などでリハビリ通院している患者さんのカルテからスタートしました。

薬も鎮痛剤や湿布薬などよく使うものはすぐに覚えられました。
続けてやっていくうちに複雑な内容のものもできるようになります。

今は医事ソフトの機能が進み、おかしな入力をするとエラー表示してくれます。

迅速にそして正確に入力することで、患者さんを待たせる時間を少なくしなくてはいけません。
他院で自分が治療した時にも、入力作業のスピードは同業者として気になるところですね。

セット登録、更新作業

診療科によってよく使う処置や薬などがあります。

点滴薬剤とか服用する薬剤など決まったパターンが幾つかあるわけです。
それらを効率よく入力するために、セット登録するのも医療事務のお仕事です。

診療報酬点数は定期的に改定があるので、その都度医事ソフトが更新されます。

またジェネリック医薬品が次々と出てくるので、更新していく必要があります。
更新やバックアップなども頻繁に行う作業だと言えます。