最近は効率化などを目的に電子カルテを導入する医療機関が増えています。

それでもまだ紙のカルテは多く用いられています。
どちらにせよ医療事務のお仕事ではカルテを理解することが必須です。

受付から診察へ、そしてまた受付へとカルテは動きます。
カルテ管理は医療事務にとってとても大事なお仕事なのです。

カルテ迷子で大騒ぎ

医療事務の仕事内容(カルテ管理編)

カルテは医師の覚え書きではありません。
患者さんの健康のために行う医療行為の記録のようなものです。

患者さんが見たいと言えば、ちゃんと見て理解してもらえるような書き方になっていなければいけません。
カルテは医師だけでなく、患者さん本人や医療に関わった者全員にとって大事なものだということです。

私のいる診療所では、常時1000人以上のカルテを管理しています。

来院されたらピックアップし、診療後にはまたもとの位置に戻します。
戻した後にも先生や看護師さんがカルテを見ることもよくあります。

色々な経緯があって、ごくたまにカルテが迷子になるという事態が起こります。

そんな時はもう医療事務は真っ青になって、探します。
最終的には見つかるのですが、あるべき所にカルテがないとヒヤッとします。

保険証のチェック

保険診療では加入している保険によって、区分わけされた診療記録が作られます。

間違った保険番号や区分、有効期限切れなどを見過ごすと大変です。

医療費の計算も違ってくる可能性があり、患者さんへ迷惑をかけることにもなります。
どこの医療機関でも毎月必ず提示を求めれるのはそのためです。

保険証は資格が無くなることもあるものです。

転職、退職、転居、婚姻などで保険証が変われば、変更しなくてはいけません。
後期高齢者の保険証は毎年更新ですが、管理しきれない方もいらっしゃいます。

正しい保険証できちんと受診してもらうためにも、確認作業は必要なのです。

カルテに目を通す作業

医療事務が未経験の人でも段々知識は増えていきます。

病名や薬剤名、検査、処置などを覚えていくと、カルテもしっかり把握できるようになります。

病名と薬は合致しているか、検査は何を調べるためにしているのか、検査結果は出ているかなどカルテを確認します。

先生も人間ですから、たまに間違っていることもあります。
カルテの書き間違いなど患者さんに直接影響なくても正さなければいけません。

「先生、すみません。この患者さんの病名が右○○となっていますけど・・?」
「ああ部活でねん挫したあの子ね、そうだ左だったね」

何人もの目を通すことはとても大事なことです。

▼医療事務の仕事内容についてこちらでも紹介しています。