診療所など小さな医療機関の医療事務募集では受付と事務、両方の場合が多いです。

未経験の人が最初から全部するのは無理ですし、資格があったとしてもそれぞれの医療機関でのやり方を覚える必要があります。
資格取得の勉強をした人は専門的な知識もありますが、まっさらな人は不安も多いでしょう。

医療事務ではたいてい受付の仕事を覚えることから始まります。
受付は誰でもできそうに思える業務ですが、実はかなり神経を使うところです。

医療事務受付の第一歩は患者さんの顔と名前を覚えること

医療事務受付が覚えておくこと

「なるべく早く患者さんの顔と名前覚えてね」

お仕事を始める時、先輩や同僚から言われる人も多いはずです。
実際に私もそう言われました。

通院の状況や性格などを覚えることは、お仕事でとても必要になってきます。

来院されて診察券を出される前に、先輩たちはカルテをピックアップし前回の診療内容もチェックします。

診察券をゆっくり探す患者さん・・・それを待つ時間は新人には辛いです。
「この方のお名前は?」と、こっそり先輩に聞くことも最初はよくありました。

患者さんを覚えるようになると、挨拶にも余裕が出ます。

「おはようございます。○○さん、今日は早くお見えですね。」
「あら新人さん、名前覚えてくれたのね。午後から用事ができたので早めに来たのよ。」

顔と名前、プラス覚えるべきことは結構あります。
Aさんはいつも近くの眼科と掛け持ち、Bさんは付き添いの娘さんが短気、Cさんは怖がり・・などなど。

ポケットには学習ノート

診療科目によって覚えなくてはいけないことは違ってきます。

扱う薬剤や処置、治療内容も診療科によって特徴があるものです。
受付でもそれらが頭に入っていなければ、仕事になりません。

限られた人数でお仕事しているので、新人は実践で覚えるのが一般的です。
忙しい中教わったことを完全に頭に入れていくのは難しいですね。

私の場合は休憩中などに教わったことを小さなノートにまとめて、常にポケットに入れていました。

知らない薬剤名や診療項目があれば、すぐにノートでチェックします。
カルテが理解できれば、患者さんへの説明や看護師との連携などもスムーズに行くようになります。

医療事務の電話応対は臨機応変に

医療事務受付が覚えるべき電話対応

電話応対もまた大事なお仕事です。

診療に関わる問い合わせ以外にも様々な内容があります。
忙しい時間に限って電話が多いということもよくあります。

「こちら○○病院ですが、そちらの患者様の薬剤情報をお願いします。」

他院から当院でのお薬や診療記録など提供を求められることがあります。
決められた手順で速やかに報告します。

「いつもお薬もらっているけれど、やっぱり眠れなくて困っている。」

診察を受けた後でもこんな風に悩みを電話で訴える患者さんもいました。
先生ではなくても誰かに聞いて欲しい、患者さんの心情がうかがえます。

度々かかってくる患者さんなので、先生や看護師さんとも相談して医療事務で対応していました。

ひとしきり話すと患者さんも少し気が楽になられるようでした。
私達は同調しながら、ちゃんと耳を傾けることしかできません。

薬を変えるとか、他科を紹介するなどは医師が判断することです。

事務的に処理できるものとできないもの、臨機応変に応対しなければいけません。