医療や福祉の分野では常に求人があります。

医療事務のお仕事でも求人はとても多いです。
売り手市場だと表現されることもありますね。

医療の現場では電子カルテの導入が進み、レセプトもコンピューター、会計も電算化されています。

それなのに人手不足というのはどうしてでしょう?

ここでもう一つカギとなる言葉があります。
それは「医療事務は出入りがとても多い」ということです。

出入りが多い=就職しても辞める人が多い、転職する人が多いということです。

これには幾つかの理由が考えられます。

女性のライフスタイルの変化

医療事務の求人は売り手市場?その本当の理由とは

医療事務のお仕事をしているのは圧倒的に女性が多いです。

患者さんを相手にするので女性のほうが向いていることもあります。
事務処理などきちんと丁寧にできるのも女性は得意だと言えます。

そして日本全国どこの医療機関でも同じやり方なので、再就職しやすいわけです。

結婚や育児でいったん辞めてもまた復帰できます。
復帰する時にはその時のライフスタイルに合わせて、最適な職場を見つけることができます。

ある女性を例にとって見ると・・・

  • 20代前半で医療事務の資格を取って、総合病院の医事課に派遣社員として勤務
  • 20代後半で結婚退職
  • 30代後半、子供が小学生の時に近所のクリニックにパートで勤務
  • 夫の転勤に伴って離職
  • 新しい土地で小さな病院にパートで勤務

キャリアが積めるので再就職もしやすくなります。
転職や再就職は医療事務ではよくあることなのです。

医療事務の仕事がきつすぎる

思っていたよりもお仕事が大変だということで、辞めてしまう人も少なくありません。

これは入る前に抱いていたイメージと現実とのギャップがあるからです。

「レセプトで、こんなに残業とか休日出勤しなくちゃいけないなんて知らなかった」
「未経験でもいいと言われたのに、人が少なくて聞いてもちゃんと教えてくれない」
「受付けだけと思ったら、患者さんの着替えの手伝いとかトイレの補助までするんだった」

診療所などではお仕事の幅が広くて、想定外の内容に戸惑う人もいます。

私の知り合いにも一人いました。

思った以上に体を動かすことが多くて腰痛が悪化したからです。
高齢者が多いクリニックで、補助の仕事も多かったのです。

職場での人間関係の悩み

どこの世界でもあるのがこれですね。

辞める理由で一番多いのが、人間関係でしょう。
そして男性より女性のほうがこの問題は大きいのです。

スタッフの多い職場の場合は、派閥のようなものができてしまいがちです。
それが耐え切れずに辞めてしまう人は多いですね。

同僚や先輩、看護師との関係がうまく築けないということもあります。

私が以前いた所では院長夫人にミスを注意された新人スタッフが数日で辞めてしまいました。
ちょっと忍耐力が足りなかったかな、という印象でした。

理由は色々ですが、辞めてもまたいい職場が見つかるだろうということの繰り返しが起こるわけです。

求人が多い一つの理由は、退職や転職する人が多いというのも一面です。