医療事務は患者さんと医師や看護師とを繋ぐ大事な役割です。

治療以外の部分で、医療事務のやることはとても多いわけです。
ある意味、第三者的に全体を見ることのできる立場でもあります。

医療事務のお仕事では様々な経験をします。
知識が増えるのはもちろんですが、現場にいるからこその体験もあります。

薬ってこんなにあるの?

私が驚いたことのひとつに、薬剤の種類の多さです。

同じ成分のものでも製薬会社や含量によっても種類があります。
ジェネリック医薬品も出ますしね。

どの薬を使うかはお医者さんによって違います。

風邪でも病院によって出される薬は違ったりしますね。
医療事務は自分の所で処方される薬は最低限覚えなければいけません。

うちは院内処方ですが、それでも何百種類を覚えるには数か月かかりました。
そして先生の好みもわかるようになってきました。

好みと言うと誤解されるかも知れませんね。
効き目や他との兼ね合いで先生の中で、順位付けがあるのです。

患者さんが希望すれば、もちろん考慮します。

「これ眠くなるわりにあんまり効かないでしょ?
患者さんが欲しいと言うので出すんだけどね。」

本音をもらしてくれることもありました。

気管挿管初体験

診療所でも患者さんが急変することはあります。
医療事務として働く上でも、そういう出来事はゼロではないのです。

私が働き出して1年目には、先生が気管挿管を行ったことがありました。

(そ、そうかん!?ドラマで見るやつだ!)

まさか自分の職場でそんなことあるなんて・・・。

そういう不測の事態でも先生や看護師さんは冷静ですね。

特にベテランの看護師さんはさすがでした。
先生の補佐をしながら、他の看護師さんへ指示を出していましたね。

医療事務の先輩たちも、何をすべきかすぐに判断していました。
待合室の大勢の患者さんへの対応や、救急車要請などです。

そんなにしょっちゅう起こることではありません。

それでもすぐに動けるプロ集団の中に自分もいるんだ、と実感します。
経験を積むと、自分も冷静に行動できるようになりましたね。

患者さんの喜怒哀楽

実体験で学ぶことの多さは、接した患者さん数に比例しているかも知れません。
いろんな人がいて、いろんな不調や不安を抱えています。

そこには私が思っていた以上に感情があふれています。

泣きだす人、怒る人、おしゃべりが止まらない人、本当に様々です。
心と体は繋がっているんだなと実感します。

感情が高ぶる患者さんが少しでも穏やかになってくれるようにと思います。

医療事務は患者さんの感情をくみ取るのもお仕事です。
多くの患者さんと接しながら学んでいけることなのですね。