個人情報の流出は社会問題になっていますね。
カルテも取扱いには最新の注意を払わなければいけません。

うちの診療所は紙のカルテを使っています。

院長の考え(好み?)でまだ電子カルテには踏み切っていません。
院長が手書きしたカルテの内容を、医療事務が医事コンに入力しています。

「先生、コンピューターには弱い人だからね。」

そういうことです。
またガラケー使っていますし。

カルテ(紙)の更新

私達は新年になるとカルテを新しいものにします。
通院患者さんの場合は、しばらくの間去年のカルテとセットにします。

医事コンには履歴があるので、困ることはありません。
でも紙のカルテはしばらくは必要になります。

3月くらいには去年のカルテも不要になり、倉庫へ移動です。

倉庫には旧カルテが整然とコンテナみたいな箱に並んでいます。
旧カルテは過去5年分ありますから、かなりの量です。

法律によって医療機関は5年間保存する義務があります。
数えたことはありませんが、おそらく1年分でも数千枚くらいでしょうか。

「今患者さん少ないから、○○さんカルテ破りお願いできる?」

「わかりました。国保からやってるんですよね?」

「そうそう、この前『た行』くらいまで終わったと思う。」

カルテ破り

1月から少しずつ交代で一番古い年の分を破棄します。
昔は破って焼却していたそうですが、今はシュレッダーを使います。

カルテ破りという呼び方だけ受け継がれているわけです。

大きな病院では業者に有料で処分してもらうそうです。

個人の所ではシュレッダーとか、焼却処分とかが多いですかね。
出たゴミは事業用のゴミとして処分します。

検査箋や各種文書のコピーなども同時に処分します。

保険の種別ごとにあいうえお順にコツコツやっていきます。
残業で一気にやれば早いのですが、そこはやはり人件費的に・・・。

そして作業をより面倒にしているのが、ホッチキス。

これは本当に困ります。
シュレッダーかける前に芯を外すのが大変なんです。

シュレッダーも最新のものではないし、ホッチキスも昔ながら。
針なしステープラーも先生がNGです。

「電子カルテになれば、こんな苦労要らないのにねえ。」

「ダメダメ、電子化になったら私達クビになるかも。」

多分おそらく当分は大丈夫でしょう。
あの先生ですから。

医療事務にはこういうコツコツ作業が色々とあるのですよ。