医療事務の仕事を始めた時に、先輩たちに言われました。

「少しずつ仕事は覚えればいいから、焦らないでね。」

「そうそう、一所懸命になりすぎるとしんどくなるから。」

「受付からスタートで、とにかく患者さんの顔と名前を覚えること。」

「なるべく早く覚えた方が、仕事もスムーズになるからね。」

「はい、わかりました!」

言いながら不安がよぎりました。

医療事務の受付をスムーズに進めるために最初に覚えること

何せ私は人の顔を覚えるのがすごく苦手なのです。
記憶力は人並みですが、なぜか人の顔が覚えられない・・。

医療事務のお仕事では患者さんの顔を覚える能力は不可欠です。
正しい応対ができ、さっと誘導できるからです。

患者さんにとっても名前を憶えてもらうと安心感がありますね。

何百人といる患者さんを覚えるのは私にはすごく高いハードルです。

もちろん通院の頻度が高い人や、特徴のある名前の人は覚えられます。
その他大勢の普通の人がなかなか覚えられません。

受付で顔を覚えるのは仕事をスムーズにこなすため

医療事務の受付

玄関から入って来られる患者さん、スリッパに履き替えて受付に近づかれます。

「お早うございます。」

(ああ、この人誰だっけ?リハビリする人、家が近所で後期高齢者で・・・)

受付の前まで来て、ゆっくりカバンの中の診察券を探されます。

(うー!早く診察券見せて下さい。間が持ちません。)

「今日はいつも通りリハビリされますか。」

「はい、それとお薬がもう無いから。」

ようやく診察券が見えました。

(そうだ、○山○代さんだー。)

大急ぎでカルテ棚から〇山さんのカルテを出して確認します。

「○山さん、寝る前に飲まれてるいつものお薬ですね。わかりました。」

顔を見るとすぐにカルテ棚に手を伸ばす先輩を尊敬する毎日でした。

名前で失敗した恥ずかしい体験談(+_+)

名前で失敗することもありましたよ。

同性の人を間違えて呼んでしまったこともあります。

「山田さん、山田一郎さん。」
??顔を見てお名前を呼んでいるのに知らん顔です。

(おかしいな、何で無視なんだろう。聞こえなかったか?)

「山田一郎さーん、お薬できましたー。」

そこへ先輩のひと声です。

「違うよ、あの人は山田次郎さん。一郎さんは今まだリハビリ中。」

どうりで変な顔をされるわけです。

山田さんお二人、同世代で雰囲気も似ていらっしゃいます。
同じ時間帯に受診されるなんて、私の記憶力を試されているようでした。

今は新人ではないし、どちらかというとベテランの方なのですがまだ苦手です。

名前を思い出せなくても、それなりに対応する術だけは身につきましたけれど。