整形外科ではたくさんの外用薬を扱います。
お馴染みの湿布薬は鎮痛消炎剤としてよく出ます。

湿布に関してよく聞かれるのが、市販との違いです。

市販も種類が多くて、迷うほどありますね。
目的は鎮痛消炎ですが、成分に違いがあります。

湿布を常備している患者さん

慢性的に腰痛や肩こり持ちの人で常備している人は多いですね。

「先生、湿布は家にたくさんあるので・・・。」

患者さんが不要と言う場合は出さないでおきます。

ただし適当に市販のものを使うのは要注意です。
副作用もありますから、ちゃんと相談の上買ってほしいと思います。

湿布の種類~冷やすの?温めるの?

「先生、この前もらった湿布合わないわ。かゆくなったから止めました。」

「そうか、じゃあ別のと換えてみようね。
また合わなかったら言ってね。」

湿布にはぺたっとして水分の多いパップ剤と、粘着力の強いプラスター剤があります。

パップ剤は白くて昔からあるタイプのものですね。
場所によってははがれやすいこともあります。

プラスター剤は茶色いテープタイプのものです。
粘着力があってはがれにくいのですが、かぶれる人もたまにいます。

「いつももらってる湿布、あれ冷やすでしょ?腰を温めた方がいいって聞いたけど。」

パップ剤は貼った時にヒンヤリしますね。
メントール剤が入っていると冷やすように感じます。

けれどもそれ自体には冷やす効果はないのです。

「一瞬ヒンヤリしますけど、冷やす成分ではないので大丈夫ですよ。
寒い時に張るのは嫌ですね。コタツとかでちょっと温めるとマシですよ。」

「温湿布があればそっちに変えて欲しいんだけど・・・。」

温湿布は唐辛子成分などが配合されたもので、血流を良くしてくれます。
刺激を感じることもあるので、人によって好みが分かれるところですね。

湿布を多く処方して欲しい患者さん

「もう少し湿布もらえないかなあ、1袋全部1日で無くなっちゃうから足りないんだよ。」

たいていのものは1日2枚くらいを目安にします。

ずっと貼りっぱなしでは、皮膚に負担もかかりかぶれることもあります。
間をあけて2枚くらい貼るのが妥当です。

「腰に2枚、肩と首に貼ることもあるし。」

レセプト的にはあまり数が多すぎると、通らないことがあります。

この患者さんのように枚数を多く希望される時には、先生に相談してもらいます。
腰や肩などそれぞれに病名が付いていれば、その分処方も可能になりますから。

市販の湿布より健康保険を使うほうが割安になります。
人によりますが、医療機関でもらう方が効き目もあるかと思います。