診療所にやってくるのは患者さんだけではありません。

当院では製薬会社のMRさん、販売会社のMSさん、医療用材料や装具関係の業者さんなどが来られます。

担当者の顔を覚えて、速やかに対応するのも医療事務のお仕事です。

MRさんとMSさん

「お薬フェイドアウト!」医療事務員のここだけの話^^

大変だなあと思うのはやはりMRさんやMSさんでしょうか。

ちなみにMRさんは製薬会社の医療情報担当の人です。
自社製品についての情報を医師などに伝える大事なお仕事です。

効果や効能などプレゼンするだけじゃないんですよ。

医薬品業界の現状や、治療方法の傾向など幅広い知識と情報を持っています。
先生とも信頼関係で結ばれることが求められます。

実際に販売するのはMSさんの方です。

こちらは製薬会社から医薬品を仕入れて販売する会社の営業マンです。
複数の製薬会社と医療機関をつなぐ立場になります。

お薬の効能や効果を医師に伝えて、売り込みをかけます。

MRさんと一緒に面会されることもよくありますね。

使用されてからの効果とか副作用の情報を医師に聞いて、製薬会社に伝えることもします。

値段交渉もこのMSさんがするというわけです。

MSさんはライバル同士

当院でも複数の会社から仕入れるのでMSさんはライバル同士。
面会日には12時くらいから次々とMSさんが来られます。

「お世話になっております。〇〇です」

受付に名刺を持って来られると、順番通りにして診察終了後にお呼びします。
時にはずらりと7枚くらい並ぶこともあります。

そうは言っても午前診療の患者さんが多い時は、全員面会できません。
先生が何社までと言われると、後から来られる人はお断りすることになります。

ジェネリック医薬品も多く、皆さん営業には力が入ります。

はたから見ていると、先生との相性も営業に関係することがわかります。
先生も人間ですし、その日の気分も色々ですからね。

うまくいって納品が決まった人は、努力が実ったことになります。

「これとこれ、来月から使うことになったので、よろしく」

今日先生から指示されたのは鎮痛剤と降圧剤でした。
医療事務はコンピューターにコードを登録して、薬剤情報を完成させます。

「先生、どうやら××会社の方をフェイドアウトするみたい。」
医療事務スタッフのここだけの話です。

同じ系統のお薬を何種類も在庫にするのは大変ですから取捨選択しなければなりません。

先生からの指示で数か月~1年の処方実績を作表することもあります。
どんな薬をどれだけ使っているかがすぐにわかります。

段々数が減ってそのうちゼロになるのは、私達の言うフェイドアウトです。

医師が効果を感じないお薬を使わなくなるのは当然と言えば当然です。
新旧交代、シビアな世界ですね。